フォギーA
加藤保憲
鋤田正義さんが撮影されたDavid Bowieの写真集を改めて舐めるように見ていた。
モノクロの質感、写真の滑らかさが、とても素敵なのだ。
鋤田正義さんはフィルムで撮影されたようだが、デジタル一眼レフカメラで、これに近づけることは
できないだろうか。
Lomographyのアートレンズ・Daguerreotype Achromatで試し、
Proソフトンフィルターを試し、
今度は、フォギーAフィルターを買ってみた。
これまでも、フォギーBは好んで使っていたが、とてもフンワリした印象になるので、
「じゃあ、もっと効果がソフトに出るフォギーAを買ってみようぜ!」
という試みである。
モデルは、Ringdoll・Dracula-Style Bの加藤保憲。
さて、どうなるか。

なかなか良いと思う。
フォギーBに比べると、格段にふんわり感が抑えられている。
可愛いお人形をふんわり撮るには、フォギーBが有効かもしれないが、
加藤のようなドールを、ほんのりとソフトに撮るには、フォギーAの効果の方が
やりすぎ感がなくて、良い。
あまりライトを近づけすぎると、光が拡散し過ぎてしまうきらいはあるが、
それはワタシの腕が悪いから。
うまく使いこなせば、あの鋤田正義さんのような、シルキーで魅惑的な画に近づくことができそうだ。
最後に、少しだけカラーでも撮ってみたが、これもまた、なかなか良い雰囲気だ。
んんんー、ProソフトンもフォギーAも甲乙つけがたいなぁ。
どちらも好きな雰囲気で攻めてくるぜ。
一葉にモドル