2017年09月30日

夜に耽る

Nikon D7200
加藤保憲


この頃のワタシは、Ringdollのドール達を片っ端から脱がしていたが、遂に御大の登場、
と言ったところだろうか。
荒俣宏の小説『帝都物語』の加藤保憲としてお迎えした、Ringdoll Dracula-Style Bも、
その裸身を晒すことになった。

とは言え。

加藤については、裸サスペンダー姿になって貰ったこともあるし、球体関節人形緊縛の
モデルとして、素肌の上に縄を這わされているから、今更脱いだところで、何を騒ぐこともない。
見慣れた身体が、そこにあるだけだ。

だが、今宵の加藤保憲は、一味違う。


dlbana169.jpg


まるで、静かに自らを慰めているような姿が、そこにはあった。
その瞳の奥に秘められているのは、恋しいお蘭様の幻影だろうか。
夜に耽る、加藤保憲である。

マントだけを羽織って、ただひたすらに静謐に、だが徐々に上り詰め、果てるまでの間。
そこには、彼の物語が流れていた。

見慣れた筈の身体が、いつも以上に艶かしく見えた。


一葉にモドル
posted by ツバキ アキラ at 19:00| Comment(0) | ドール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
にほんブログ村 写真ブログ トイカメラへ
にほんブログ村
さまよえる写真バカ - にほんブログ村