「あの・・・後手縛りは顔が見えなくなってしまうので、もう１度前手縛りに挑戦して
頂けませんでしょうか？？？」と打診をした。
以前、前手縛りをして頂いた時には、仕上がりは完璧だったのに、撮影のためにドールを
動かしたら、縄が滑って、全部手首で団子になってしまったのだ。
それをリベンジしたかった。
ところが。
この日の縄師さん、ちょっとご機嫌が斜めだったようで、縛り始めてから、
「ああ、これ、人形の腕が折れるわ。まぁ、いいか」と、恐ろしいことを言い出した。
いやいやいやっっっ！！！
とても！とても！大切な人形なので、お願いですから、腕を折らないで下さいっっっ！！！
涙目で、緊縛を中断して頂いて、むーんと考え、無難に菱縄縛りにして頂くことに。
いや、ホント、ドールの腕をへし折られなくて、本当に良かった。
思わず大きな声を出してしまい、まさに、喧嘩上等な一触即発の危機だったが、
よくよく考え直してみれば、もしかして、あれはワタシに対する、そういうプレイだったのでは？
いやいや、でも、大切なドールに何かあっては一大事なのだ。
ここは、ひとつ、自分でもドールを縛れるように勉強する必要がありそうだ。
球体関節人形緊縛は、こちらで展開中。
「球体関節人形緊縛 紅い月 -ｱｶｲﾂｷ-」
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一葉にモドル
