加藤保憲
Lomographyのアートレンズ、Daguerreotype Achromatが届いた。
折角届いたのだから、何か撮りたい。
撮りたいのだが。
我が家でパッと思いつく被写体は、ドールぐらいのものだ。
迎えたばかりのK氏を撮ってみたが、まだK氏の撮影にも、レンズにも慣れていないので、
相当苦戦をした。
思うような画に、ならない。
こう、ピタッとこない。
ここは、加藤保憲の出番だろう。
そこで。
久しく、箱の中で眠っていた加藤に、お出ましを願った。

いい!
とても、いい!
やっぱり、加藤保憲なのだ!
このレンズで思い描いていた通りの写真が撮れた。撮れてしまった。
古い写真を見ているような、レトロな描写にゾクゾクする。
これだよ。これが、やりたかったんだよ。
ライティングの加減か。
はたまた、レンズの魔法か。
加藤が微笑んでいるような写真があった。
ドキリと胸が高鳴った。
一葉にモドル