2016年7月12日
Live Bar ∞ Strength
シンガーにして、Live Bar ∞ Strengthのマスター・なかむらたけさんと、
津軽笛奏者の佐藤ぶん太さんのコラボレーションによる、
「家さ上がって いっぺぇ食ってげじゃ」というライブに、カメラマンとして参加させて頂いた。
タイトルの通り、津軽の魚や料理をつまみながら楽しむライブ。
この日のために津軽から仕入れたお魚をさばいて、舟盛りに盛りつけたのは、たけさんだ。
なんとも多才である。
ぶん太さんも、「みず」という山菜の煮付けを持って来て下さった。
シャキシャキとして、実に旨い。
そして、たけさんが歌い始めた。
相変わらず、腹の底から心を揺さぶられるような、力強い歌声なのだ。
詞が、グイグイと胸に押し寄せて来る。
ギターは、キタガワ マサミチさん。
ベースは、谷越雄治さん。
キーボードは、黒田玲兎さん。
それから、ぶん太さんの笛。
この日は、パーカッショニストの熊本比呂志さんと、ギタリストの智詠さんとのトリオで、
情熱的な演奏。
血が湧き、心が跳ねるような、音色。
ぶん太さんと玲兎さんのセッションは、叙情的。
そして、圧巻は、全員でのセッション。
ほぼ即興だというそれは、演者のみならず、観客全員も飲み込んでしまうような迫力のある
完成度だった。
あの瞬間、あの場は、一つの世界を形成していたように思う。
音楽の力は、偉大だ、と感じた。

モシャモシャと料理を頂きながら、パシャパシャと写真を撮って、呑気に構えていた
ワタシだが、最後には大きな感動に包まれていた。
素晴らしい宵だった。
下戸のワタシが、お酒を1杯所望してしまうぐらいに。
一葉にモドル