礼二郎
小夜子さんを桜と一緒に撮る時。
どうせなら、軍服の礼二郎も一緒に撮っておこうと思ったのだ。
だって、ほら。
軍服と桜の組み合わせって、こう、物悲しいような、胸を締めつけられるような感じが
致しませんか?
・・・と、同意を求めているが、ただの中二病だ。心配しないでくりたまい。

桜の下で敬礼している姿とかね・・・。
なんかもう、礼二郎が二度と帰って来られないんじゃないか、と勝手に妄想して、
悲しみがこみ上げてくるという病気。
その病をこじらせて、自宅に戻ってからも、妄想劇場の始まりだよ。
「また桜が咲いたな。貴様が逝った季節だ」
「貴様のことは・・忘れない。また来年の春、逢おう。安らかに眠れ」
桜の花に、戦死した戦友を想う礼二郎。
小説には、このような描写は無いし、小説のエノさんは、500%こんなことは言わない。
完全に、ワタシの妄想でございます。
つける薬も無い。
一葉にモドル