PENTAX ME
AGFA CT Precisa 100
PENTAX MEは、残念ながら多重露光ができないカメラである。
でも、アタシは多重露光がしたい。死体がゴロリ。
そこで、36枚を撮りきってから、フィルムを巻き戻し、もう1回撮るという方法で、
多重露光をすることにした。
完全に巻きとってしまわないよう、フィルムの先端をマスキングテープでスプールに留め、
油性マジックで、フィルムに印をつけておいて、フィルムの装填位置を決める。
この時、水性ペンで印をつけると、現像時点で大惨事になるので、絶対油性だ。
後は、36枚、好きなように撮るだけ。
今回は、カラーセロハンを使って、模様を撮ったので、
どの模様を何色で撮ったのかをメモしておいた。
そして、36枚を撮りきったら、フィルムを巻き戻す。
フィルムの先端をマスキングテープで、がっちりスプールに貼り付けてあるので、
カツンと手応えがあったら、それ以上巻いてはいけないという合図。
念のため、ダークバッグの中で裏蓋を開け、フィルムが巻き戻っていることを確認。
慎重に、印をつけておいた位置にフィルムを装填し直して・・・再度36枚撮影。
ここで、あらら?となった。
最後の数枚。フィルムは巻けるのだが、なんだかスカスカする。
フィルムが滑っている感じ。
大丈夫か?これ。
しかも、1回目の撮影の後、カメラを見たら、フィルムの感度設定をするのを忘れていた。
ISO100のフィルムなのに、400で撮っていたぞ。
どアンダーだ。
大丈夫か!?これ!?
ドキドキしながら、現像に出した。
・・・ちゃんと撮れていた。いい色だ。
今回は、黒い背景の中の色を撮っていたので、1回目の撮影が、どアンダーだったのが、
却って良かったらしい。
多重露光をしても、明るくなり過ぎていない。
慎重にフィルムを装填したつもりだったが、やはり、ちょっとコマずれしていた。
フィルムが滑っている感じがした最後の数枚は、2回目に撮ったものが写っていなかった。
どうも、フィルムを巻き戻す時は、勢い良くグリングリン巻くよりも、
ゆっくりと丁寧に巻いた方が良いらしい。
大体のメモは取っていたけれど、何がどう重なるかは現像してみないとわからない。
多重露光はスリリングだ。
でも、偶然が生み出す世界は、とても楽しい。
一葉にモドル
2015年06月25日
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