AGFA APX 400
model: 蜜稀さん
初めて、フィルムカメラで人物を撮らせて頂いた。
風景を撮るにあたっては、適正の露出が掴めてきたので、あまり失敗はしなくなったが、
こと人物となると、ちゃんと顔が写るのか?ライティングは?絞りはどこまで開けるか?
・・・もう、わからないことだらけで、ちゃんと写せる自信など、まったく無かった。
当日、アタシが持って行った装備は、OM10とLEDライト1灯だけ。
フィルムはラチチュードの広いAGFAの白黒フィルム。ISO400をチョイスした。
自然光が入るとはいえ、これでイケるのだろうか?
不安でいっぱいだったが、顔が暗くなりさえしなければ、まぁイケるだろう、という
設定で、シャッターをきる。
この日は、眼鏡をかけられなかったので、ピントが合っている気がしない。
だが。
暖房の無いスタジオで、当日の気温は7℃。
モデルの蜜稀さんが、ものすごく寒そうである。
ピント合わせに時間をかけている場合ではない。
「えーい、ままよ」と、至極てきとーな状態で1本撮りきった。
それでも、デジタル一眼レフで撮るよりは、時間がかかってしまった。
寒さに耐えて頑張ってくれた蜜稀さんに、感謝しきりである。

結果は・・・ご覧の通りである。
LEDライト1灯で、問題無かったと思う。
コントラストを補正した写真もあるが、黒い衣装も写っているし、明るさも悪くない。
ピントが合っていない写真については、眼鏡をかければ問題無し。
見えない状態で撮ったにしては、割となんとかなっている。
俄然、フィルムでの人物撮影に自信がついた。
調子に乗っているだけ、という気もする。
でも、もっと撮ってみたいという野望が生まれた。
モデルさん募集中。
ちなみに、「13.DEATH」というのは、タロットカードの「死神」のこと。
一葉にモドル