硝子に透ける光が好きだ。
硝子を通って、微妙に屈折する光が好きだ。
とても綺麗だと思う。
それを撮りたいと思った。
台所からゴソゴソと、浅草・神谷バーで買った、電気ブランのグラスを出してきて、
部屋の隅でゴソゴソと撮った。
・・・浪漫の欠片も無い。
本当は自然光で撮りたかったが、光量が足りなかったので、ストロボを焚いてしまった。
ストロボを、あっちに置き、こっちに置き。
気に入った光になるまで、珍しく、じっくり調整を繰り返したのに、
結局「どの写真も好きダーーー!」となる、写真バカ。
・・・向上心の欠片も無い。

いきなり現れるカラーの写真は、浪漫が溢れている・・と見せかけて、
コカコーラのおまけにグラスを乗せただけだ。
勝手にピカピカ光ってくれるので、これだ!と思う色の時にシャッターをきった。
それだけ。
まぁ、良いオマケだったと思う。
一葉にモドル