2014年04月16日

歌舞伎町の優しさ

Nikon D7000


思い出横丁からガード下をくぐって、新宿東口へ。
一路、歌舞伎町を目指す。

アタシが若い頃の歌舞伎町と言ったら、そりゃもうアンタッチャブルな街だった。
強引な客引きや、見るからにソノ筋の人が闊歩していて、入り込んだが最後、無事では
出られない雰囲気を醸し出していたものだ。

そんなイメージが払拭できない歌舞伎町。
昼間だから、まぁ大丈夫だろうと、内心ドキドキしながらも、にゅる〜っと潜入。

取り壊されたコマ劇場は、まだ何の形にもなっていない。
入り組んだ道を歩き始めると、「ここは本当に新宿なのか?」と思うような
うらぶれた雰囲気に突入していく。

なんだか時代を感じる、キャバレーらしき建物があった。
どうやら、既に閉められた店のようだ。キャバレーの廃墟。
数軒隣には、まだ現役だけれど、やはり古めかしいキャバレー。
呼び込みのおじさんが立っていたので、カメラを向けるのは諦めたが、店の前をウロウロして
いたら、「開いてますよ、どうぞ」と、しっかり呼び込まれてしまった。

角には、「天然果汁ヲ作ル店」。
この不健康な街に健康志向の店。存在は浮いているのに、街にはしっくり馴染んでいる。

板塀のラブホテル。いや、もう、これは連れ込み宿だろう。
撮っていたら、カップルがすうっと吸い込まれて行った。・・・ここに入るんだ。

大番会館の駐車禁止の看板は、これでもかというぐらいにヤれていた。

この辺りから、ホストクラブが林立し始める。
これから出勤するのであろう、ホストの姿もチラホラ見える。
すると、後ろからポンポンと肩を叩かれた。
「お兄さん、ホストやってみない?」
・・・いえ、結構です。
からかわれたのかと思ったが、結構目が真剣だった。思わぬ勧誘をされてしまった。
これは、ぼんやりしてはいられない。

気を引き締めて、歩き回る。
ビシィッとしたスーツに身を固め、攻撃的な程尖ったエナメルの靴を履いた人々とすれ違う。
怖い、怖い。
でも、カメラを持ったアタシの姿を見る彼等の目は優しかった。
単に興味が無いだけか。
それとも、こちらが怯えた小動物のような目をしていたのだろうか。

昭和を感じる建物を発見。
階段の感じがレトロだ。

無料案内所に挟まれた路地は、怪しさ満載だ。
エスニックなのか何なのか、わからない程にゴッチャリした店先は、カレー屋さん。
カレーの器が、これでもかというぐらいに、入り口に掛けてあった。


fkbana77.jpg


アンタッチャブルで怖い街だと思っていた歌舞伎町は、20年の時を経て、
どこかレトロな雰囲気の漂う、優しい街になっていた。
アタシが大人になったから・・・
いや、そうではなくて、時代の流れ、というものだろう。


一葉にモドル
posted by ツバキ アキラ at 20:58| Comment(0) | デジタル一眼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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