2014年03月28日

Zenit 122Kで追う、雑多で寂れたもの

Zenit 122K
AGFA CT PRECISA 100


大田区の呑川沿いをブラブラと歩いた。
この川沿いは、一見ありふれた閑静な住宅街だが、見捨てておけない、古びた家や
寂れた情景が、雑多に詰め込まれている。

雪谷中学校の辺りからスタート。
いきなり、階段の屋根が途中で割れ落ちている家を見つける。
防犯連絡所とあるが、この家の防犯は大丈夫だろうか。

脚立と梯子とパイプが乱立している家がある。
大田区には、小さな町工場が多い。
これも、その1つだろうか。

アパート、路地裏、そんなものを楽しんで進む。
新幹線の高架下に、古びた倉庫。なんだか、いい風情だ。
高架下の壁のシミも捨て難い。

鉄骨の家は、いつ見ても鉄骨の家である。何のために組んであるのかしら。
蔦の這う壁は、それだけで巨大なアートだった。何だか迫力がある。

この辺りから、住宅街は突如巨大な倉庫や工場群に突入する。
普通の家に混じって、工場がボンボン建っている。
商店はほとんど無いが、一軒だけタイ料理屋がポツンとあるのが、シュールだ。

おっと、呑川からちょっと離れてしまった。慌てて川沿いに戻る。
資材置き場だろうか、ごく普通の一軒家が、まるまる物置と化している。
人の気配は、まるで無い。にも関わらず、妙な生活感が漂っている。
庭先に停められた小型のユンボは、比較的新しいものだったので、普段は人の出入りが
あるのだろう。しかし、謎めいた家だ。

最後は、道端に捨ててあった、ゴミ。
煮炊きしたまま洗わずに捨てました、という鍋に哀愁を感じる。


zntbana8.jpg


寂れてしまった、雑多なもの達。
それらがまだ新しかった頃に思いを巡らせると、なんだか寂しい。
時の流れは、どんなものにも平等に降り注ぐ。


一葉にモドル
posted by ツバキ アキラ at 21:04| Comment(0) | フィルムカメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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