AGFA CT PRECISA 100
懐かしい商店街を求めて、台東区は鳥越にある、おかず横丁に行ってきた。
JR御徒町駅で電車を降り、買い物客で賑わう多慶屋を横目に見ながら、春日通りを歩く。
右手に、ふうっとアーケードに覆われた商店街が姿を現した。
佐竹商店街だ。
ここも、いい感じの寂れ具合と懐かしさが漂っている。
パチャパチャとシャッターをきりながら、たまに路地裏に迷い込んで進む。
佐竹商店街を抜けて、清洲橋通りに出た。
通りを渡って、今度は左側に注意しながら歩く。
あ!あった!あった!おかず横丁の看板発見。
この辺りは、一人暮らしの方が多かったため、お惣菜を売る店が立ち並ぶ横丁ができたそうだ。
それが「おかず横丁」だ。
名前がいい。可愛らしく、温かみのある響きがある。
日曜日には、ほとんどの店が閉まっているというので、土曜日の午後に行ったのだが、
開いている店と閉まっている店の比率は、3:7といったところ。
人通りはそこそこあるが、閉まっている店の方が多い。
これは、恒常的に閉まっているのだろうか。
それとも、平日ならば、もっと賑わっているのだろうか。
ショウケースが傾いて、空っぽになっている店を見つけた。
店先はガランとしているが、中で働いている人がいる。
店を閉めるための作業をしているようだ。たぶん、長い閉店だ。
ひっそりと取り残された調味料や道具が、なんだか哀しい。

小さな個人商店が軒を連ね、懐かしくも、ホッとする横丁だった。
アタシが子供の頃は、当たり前のようにあった商店街。
それが失われつつある今となっては、心暖まる再会だった。
母の手の温もりを、ふと思い出した。
一葉にモドル

