2014年03月11日

五反田・有楽街の憂鬱

Nikon D7000


アタシが、まだ若かりし頃。
五反田の有楽街は、かなりアンタッチャブルな街だった。
飲み屋やキャバレーはもとより、どこからどう見ても立派な風俗店が立ち並び、
通りには無駄にごつい外車が停まっていた。
・・・つまり、そういうことだ。

アタシもいい大人になった・・というか、既に枯れ始めてきたことだし、もういいだろう。
いっちょ有楽街に足を踏み入れてみよう。

そう思い立った、日曜の昼下がり。
アタシは、カメラ片手に、五反田有楽街に繰り出した。
金曜の夜には行けないところが、まだまだチキンハートだ。

「ここにデカい看板があったよな〜」と思いながら、有楽街に突入。
看板が、無い。
新宿・歌舞伎町のように、その存在を誇示していた看板が無くなっている。
「あれ〜?」と思って探してみたら、小さな看板が、実にひっそりと佇んでいた。

見渡す限りに、閑散としたビル街。
飲み屋はあれども、新しい、健全、平和。
うーむ、何かが違う・・・

だが、取り壊しのためか、全体が覆われたビルに惹かれて、その角を覗き込んだ途端、
事情が変わった。
おおおおお、怪しい。怪し過ぎる。
こんな路地をフラフラしていて、後ろからトカレフで撃たれても、文句は言えない。
そんな路地裏。
俺の後ろに立つな。
そんな、ゴルゴ13な路地裏。

恐る恐る踏み込んでみると、蔦に覆われた建物がある。
フランス料理とあるが、看板の文字がキテいる。隠れた名店だろうか。

これで勢いがついて、また別の路地に迷い込んでみる。
まあまあの寂れ具合。
「おお、これは」という怪しい階段を発見。
すかさずカメラを向けて、ファインダーを覗き、慌てて撮影を中止した。
イケナイハーブを売っている店だった。アブナイ、アブナイ。

前を歩く、ソフトモヒカンのお兄さんの後ろ姿を撮りたかったが、シャッター音に気づいて、
振り返り様に殴られる妄想が頭をかすめたので、やめた。アブナイ、アブナイ。

下半身御用達のお店も、まぁ、あった。
とりあえず、撮っておいた。18禁。


fkbana71.jpg


こうして歩いてみて、なんとなくわかった。
どうやら、怪しい店は、全てビルの中に引っ込んでしまったようだ。
その方が、却って無法地帯な気もするが、引っ込んでしまったものは、仕方がない。

五反田・有楽街では四角いビルの中で、秘密のパーティーが繰り広げられているものらしい。


一葉にモドル
posted by ツバキ アキラ at 21:17| Comment(0) | デジタル一眼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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