2014年03月03日

スメハチは一種のスパイカメラだ

SMENA 8M
Agfa APX 100


スメハチに、ニューフィルムを詰めて、出掛けた休日。
初めて使うフィルムだから、ニューフィルムだ。

これまでは、モノクロ写真といえば、Koak Tri-X 400一本槍だったけれど、ここらでちょっと
違うフィルムにもチャレンジしてみたくなった。
そこで、ハイコントラストな描写がウリの、Agfa APX 100にお出まし願った。

agfa apx 100

写真の出来は、アルバムで確認して頂ければ幸いだが、感触としては、ハイライトがかなり
明るく出るので、ISO100であっても、晴天よりは柔らかい光が入る日陰か、室内が合っている
気がする。
露出をアンダー気味に設定すると、いい感じ。
条件に合えば、かなりドラマチックな写真になるだろう。
いや、設定次第、ということか。
フィルムを装填している時に、テーブルの上が大変カオスなことになっていたので、
ぼかして撮った写真は、なかなか良かった。

さて。

この日歩いたのは、荏原中延から旗の台にかけて。
アタシが子供の頃、長く住んでいた街だ。
またしても、古いアパートを求めて、旅立った。
そして、驚いた。
子供の頃と、ほとんど町並が変わっていない。
よく母が買い物をしていた、シューマイ屋さんが、未だに残っていた。
ここのシューマイは、本当に美味しいので、機会があれば、是非試して頂きたい。

商店街から横道に入って、アパートを探す。
おおお、キタ、キタ、キターーー。
いい具合に古くて、昭和のたたずまい。

密かに興奮していたら、鳥にフンをかけられた。
「運がついた!こいつは縁起がいいや」と思ったが、鳥のフンは、”フン”だよな〜。

写真には写っていないが、裏道といえども、人通りは結構多かった。
ところが、写真を撮っていても、誰も気にもとめず、過ぎ去って行く。
人様の家の軒先にカメラを向けていても、だ。
寛大な土地柄なのだろうか。
いや、どうやら、スメハチがカメラだと思われていないらしい。

スメハチは小さくて、両手で持つとスッポリ手の中に収まってしまう。
正面から見れば、レンズもついているし、立派なカメラなのだが、
端から見れば、黒い物体を持って、ただ佇んでいるだけの人に見えるようだ。
ともすると、そのレンズすら認識されていないフシがある。
よほど、目の前でカメラを構えて、パチャッとやらない限りは、誰も気にしない。
ちょっとしたカモフラージュカメラ・・・ほとんど、スパイカメラだ。


smebana11.jpg


ロシア産のスパイカメラ。
とても不穏な響きだが、アパートなんかをこっそり撮るには、もってこいのカメラである。
KGBの諜報員になったような気分だ。


一葉にモドル
posted by ツバキ アキラ at 20:36| Comment(0) | トイカメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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