2014年02月27日

Zenitで昭和な風情のアパートを撮りに行く

Zenit 122K
Kodak Tri-X 400


近所をうろついていると、いい具合に古びたアパートが散在している。
我が街は、意外と、昭和の香りを残したアパートの宝庫だ。

いや、このところ、そういうものばかり探して歩いているから、目につくだけだろうか。
本当は其処にあるのに、気づかないで見過ごしているだけか。

でも、アタシは見つけてしまった。
其処にあることに、気づいてしまった。

Zenit 122Kに、トライXを詰め込んで、カメラ1台だけをぶら下げて、夕方の街を徘徊した。
財布も携帯電話も持たずに、ただカメラ1台だけ。なかなかスリリングだ。

Zenit 122Kは、小振りなようで、割と存在感のあるカメラだ。
すれ違う人が、手にしたカメラに視線を注いでいる。・・・ような気がする。
大丈夫かな。
これで、アパートを撮っていたら、不審人物として、しょっぴかれやしないだろうか。

しかし、ここで気後れしていては、いけない。
ビクビクするから、挙動が不審になるのだ。
当たり前のような顔をして、ドーンといってみよう。
要は度胸だ。不屈の闘志だ。な〜む〜。それは読経だ。

何食わぬ顔をしていたのが功を奏したものか、グッとくるアパートを見つけて、カメラを
向けていても、誰も見向きもしなかった。
いつもの3倍速ぐらいで、ピントを合わせ、露出を決めて、撮っていたからかも知れない。
赤い彗星のようなフリをして、小心なのは隠しきれない。

防犯カメラ作動中と貼り紙のしてあるアパートを撮っている時は、かなりドキドキした。
別に悪いことをしているわけではないのだが、うっかり防犯されてしまったら、どうしよう、
とドキドキした。

とある建物の奥にあったアパートが、あまりにもナイスだったので、フラフラと引き寄せられて、
何枚か撮ったが、実は手前の建物の壁に「立ち入り禁止」と書いた貼り紙がしてあって、
「うひゃあ!」と飛び上がった。ごめんなさい、ごめんなさい。

路地を入って行って、次の路地で戻ってくる。
そんな具合に、ジグザグに行ったり来たりしながら歩いていたので、同じ所も何度か通った。
そして、通る度に「おお!これは!」とカメラを向けてしまったのが、「仙洞田アパート」。
いきなり、名前が乙だ。看板の感じが、これまたイイ。無論、アパート自体も素敵である。
3回前を通って、3回ともカメラを向けてしまった。
完全に、狐に化かされている。目を覚ませ。


zntbana7.jpg


しかし、なんだな。
こんな風に、時代の尻尾を追いかけるような写真ばかり撮っているなら、いっそ、名前を
帆場 瑛とでも改めた方がいいかもしれないな。
詳しくは、『機動警察パトレイバー 劇場版1』を参照のこと。


一葉にモドル
posted by ツバキ アキラ at 21:10| Comment(0) | フィルムカメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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