2014年01月24日

人形町、ぶらり散歩

Olympus OM-10
AGFA CT Precisa 100


2014年1月18日。
アタシは、都営浅草線の人形町駅に降り立った。
風情のある、いい路地がありそうな予感がして、後先顧みずに降り立った。
『孤独のグルメ』のゴローが、旨そうな天丼を食べていた街だ。

ゴローが三味線の音色に胃袋を触発されて行った、「中山」という天ぷら屋さんは、
残念ながら、土日祝日はお休みだった。
平日は、しがない労働者であるアタシには、幻の天ぷら、ということなのだな。うむ。無念である。

敢えて、下調べをせずにやって来た。
何処へ行っていいかわからないので、グルグル徘徊しながら、甘酒横丁に侵入してみる。
だって、名前からして、甘酒横丁だぜ?いかにも、何かありそうじゃないか。

日本茶の葉の香りが、いきなり出迎えてくれた。
二階が甘味処になっている、お茶屋さん「森乃園」である。
だが、ここは甘酒横丁だ!甘酒だ!甘酒を所望致す!
プラプラ歩いていたら、甘酒100円の貼り紙を見つけて、早速頂いた。
お店は、「柳屋」さんだったかな。
冷たい風の吹く日だったので、ホッとする温かさと甘みが身にしみる。ごちそうさま。

そこからは、カメラを片手に、グネグネと街を、ほっつき歩いた。
いい路地もあるが、なんだかお洒落な店先が目について、ついカメラを向けてしまう。
古いものと、新しいものが、ごちゃごちゃに入り交じっている街だ。

大正時代創業という喫茶店「快生軒」を過ぎ、谷崎潤一郎生誕の地、という場所を見つけた。
この辺りは、ひょこっと風情のある建物があって、ドキッとさせてくれる。
実に、しっとりとした路地を発見。
これこれ、これが人形町だよ。
何も知らずに撮ったが、ここは芸者小路と呼ばれる所だったようだ。
「よし梅」さんというのは、昔の置屋さん。今は、懐石料理を出す料亭。

ぐるっと回って、鉄観音という名前に「鉄!?」と惹かれてみれば、先程の「よし梅」さんの
目の前だった。
をい、迷ってるんじゃないか!?

日本橋は、ゆるい街だ。
ゆったりとした時間が流れているという、ゆるさではなく、無防備とも言える程の、
ウェルカムな雰囲気が漂っている。
観光地のソレとは、また違う。
休日の人形町は、不思議と敷居の低い、それでいて風情のある街だった。


ombana13.jpg


一葉にモドル
posted by ツバキ アキラ at 22:26| Comment(0) | フィルムカメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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