2013年12月16日

蔦の家・・・それはTSUTAYA

Nikon D7000


我が街に、朽ちた家がある。
10年前から、既に朽ちていた。
10年後の今も、当然のように朽ちている。

取り壊されもしなければ、朽ち果てて崩れることもない。
そこだけ、時間の流れに取り残されてしまったかのような、不思議な建物なのである。

蔦に覆われた、朽ちた家。
夏は、蔦が生い茂って、緑の葉に覆われる。
緑のフサフサした物体になる。スーモ、スーモだ。
いや、ダメだろ、スーモ。こんな家には、住もうと言われても、ちょっと住めない。相撲もとれない。

冬になって、蔦が枯れ、いい具合の朽ちっぷりが出現した。
壁に這い回る蔦が、家をがんじがらめにして、異空間に閉じ込めているようだ。

蔦の家だ。蔦家だ。こんなところにTSUTAYAがあった。
違います。
ここで借りられるのは、漏れなく、貞子の呪いのビデオだけ。しかも、βだからね。

秋と冬の狭間で、現世とあの世の狭間にあるような家。
枯れた落ち葉が堆積し、冬枯れの蔦が這う。
それを照らす、昼下がりの冬の日差しは、とても優しかった。


fkbana36.jpg


一葉にモドル
posted by ツバキ アキラ at 20:59| Comment(0) | デジタル一眼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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