lomography COLOR SLIDE/X-PRO 35mm FILM/36 EXP. 200
今年に入ってから、既にトイカメラを2台買ってしまったアタクシですが(2013年7月現在)、
いつもフィルムの現像でお世話になっている「ポパイカメラ」さんで、
プラプラと店内を見ておりましたら、ガラスレンズのHOLGA(実はこれも気になっている)
の裏側、外から見える位置に、スメハチさんが置いてあるじゃありませんか。
スメハチさんと言ったら、アレですよ。
既に生産は終了しているのですが、今でもファンの多い、ソ連製の名機。
「う〜ん」と悩んで、ここは保留。
一旦家に帰ってから、んも〜、スメハチさんで撮られた写真、スメハチさんのレビューを
検索しまくりました。Googleさん、ありがとう。
そして、決意。
スメハチさんを我が家に迎えてみようじゃないか。
というわけで、勇んで「ポパイカメラ」に向かったの・・・で・す・が。
なんと、なんと、飾られていたスメハチさんは、既に致命的な欠陥があって、写真を
撮ることのできない、ディスプレイ品。
現在のところ、「ポパイカメラ」さんでは、取り扱い無し。
なんてこったーーーーー!!!
もう、買う気マンマンでしたんでね。
がっくり、なんてもんじゃありませんよ。
返す刀で、広いネット界をさまよって、スメハチさんを探してしまったよね。
で、見つけました。
あっさり見つけました。
オークションなどで、安く手に入れる方も多いようですが、個人が出品しているものの中には、
今回アタシが「ポパイカメラ」さんで見たような、ジャンク品も多く出回っているようで。
ここは安全に、ちょっと値は張りましたけれども、デッドストックになっていた、
新古品を買うことに致しました。
我が家のトイカメラの中では、一番の高額商品です。
それでも、1万円以下。
ボディのポイントカラーが選べるようになっていましたが、一番売れ残っていた、シルバーを。
シンプルで、かっこいいと思うんですけどねぇ?
そして、届いたスメハチさん。
重厚なカメラケースにおさまった、とってもチープなボディ。
裏返したら、Made in USSRとありました。
速攻でフィルムを詰め込んで、週末を待って、撮影に行ってきました。
初めて、絞りとシャッタースピードを設定できるトイカメラを使いましたが、
扱いは至って簡単でございました。とてもシンプル設計。
ピント合わせも、細かく被写体までの距離が分かれていますが、そんなに神経質に
ならなくてもOKです。
大体こんなもんだろう、というアバウトさでも、綺麗に写りました。
感動したのは、その描写力の高さ。
ガワを総プラスチックで作っておきながら、そこにあったというだけで、良いレンズを
つけてしまっていたという、ソ連のカメラ事情。
おかげで、くっきり高画質でありながら、フィルムらしさを損なわず、トイカメラ独特の
ボケ味も残した、素敵な画を撮ることができました。
一番嬉しかったのは、窓ガラスに映った景色を鮮明に撮れたこと。
HOLGAなんかだと、割と綺麗に撮れますが、La Sardinaだと、こうはいきません。
いやぁ、嬉しかったですねぇ。
今回は、リバーサルフィルムでクロス現像して頂きましたが、ネガフィルムでも、
本来の色を存分に楽しめそうです。
いつか、試してみましょう。
アタシも、スメハチさんとは、長くつきあっていきたい所存でございます。

一葉にモドル